一昔前はカリスマ美容師ブームでずいぶんと美容師を志す人が増えたはずです。実際、以前のようにカリスマ美容師をテレビで見ることは少なくなりましたが、美容師の需要というものは落ちることはありません。経験を積み、お客様を持てば独立開業することもできます。経営者になれば、大きく稼ぐことだって十分可能な職業なのです。平成24年度衛生行政報告によると美容師数は47万9509人で過去最高となっています。もちろん、カリスマ美容師ブームが貢献したことは大きかったとも言われています。
一方で離職率が高いのもこの業界の特徴です。そもそもですが、美容師を続けていても同じサロンで2年以上働くという人は多くはないはずです。美容師の離職率は厚生労働省の「産業別入職率・離職率」の調べによると、1年目で約50%、3年目で約80%、10年目で約92%とされています。つまりカリスマ美容師世代などはほとんどが美容師を辞めてしまっていることになるのです。しかし、この数字には店を変えた意味で「辞めた」も含まれますので正しい数字ではありません。いずれにしてもかなり流動性が激しい業界であることは間違いないようです。しかし、10年続けて別の業界に転職するような人はいなくても、美容学校出たて~3年目ぐらいまでには美容師そのものを辞めてしまう人も結構いるものなのです。その理由は、美容師という職業が激務だからです。美容師月刊休日数は平均で6~7日で、一般のサービスと比べてもかなり少ないことが分かります。有給休暇はあっても消化状況もよくなく、かなり厳しい環境であることが容易に予想できます。若い内は給与も安く、薬剤などの手荒れなどもあれば本当に辞めてしまう人は多いものなのです。
そんな美容師としてシザーを手放す時に知っておいて欲しいのがそのシザーが高く売れるかもしれないということです。シザーは普通のハサミと違って髪を切るために作られたハサミです。1本数万円から高いものだと数十万円する場合だってあります。転職するにも先立つものは必要です。こちらの中古シザー買取サービスを利用すれば、LINEで簡単査定、郵送で売却が可能です。店舗を持たず余計な手間を省いていることから高価買取が可能なのです。
どの業界に進んでも楽な業界などは決してありませんが、専門の道具は専門の買取業者を利用することで少しでも高く売れるのは美容業界も同じことなのです。